屋根塗装費用を抑えるには?費用相場・費用を安く抑えるコツなどを伝授

「屋根塗装をするつもりだけど、費用はどれくらいかかるの?」や、「屋根塗装の費用をできるだけ抑えたい。」など、そんな疑問や要望を抱えている方向けの内容をお届けします。屋根塗装は決して安い工事ではありません。だからこそ、しっかりと費用相場を知った上で安く抑えるポイントをチェックしておきましょう。

屋根塗装の費用相場はいくら?

屋根塗装の費用相場は、「40~60万円(塗装面積50~80㎡)」です。塗装する面積によって費用相場は異なるため、見積もりに記載されている金額が適正価格なのかどうかを見極めるためにも、屋根塗装にかかる費用の内訳についても見てみましょう。

屋根塗装の費用内訳

屋根塗装費用には、「材料費(塗装費)」「人件費」「足場代」がかかってきます。

  • ・ 材料費(塗装費) 20%
  • ・ 人件費 30%
  • ・ 足場代 20%

これにプラスして、諸費用(事務手数料や交通費など)がかかってくると思っておきましょう。明らかに材料費が60%以上あるなど、偏りがある場合は見積もりを出してきた塗装業者に「どうしてこんなに金額が大きいのか?」というのを尋ねてみて下さい。なお、塗料のグレードが他の業者が出した見積もりよりも良いという場合もありますから、最初から疑惑の目を向けるのはやめておいたほうが良いでしょう。しかしわからないことや、不安なことも多いかもしれません。その場合は複数社に見積もりをお願いしてみるのもいいかもしれません。

複数の業者に屋根塗装の費用見積もりをもらうとわかりやすい

1社だけでなく、複数社に見積もりをお願いしてみると、比較対象ができるため「どの費用が何割占めているか」がわかりやすくなります。見積もりをお願いするのは2~3社が良いでしょう。あまりに多くの見積もりを取ってしまうと、混乱してしまう原因となってしまいます。

屋根塗装が必要かを見極めるポイント

  • ・ 築10年が経過
  • ・ 屋根が汚れている
  • ・ 外壁にもヒビ割れがある

屋根に塗装されている塗料は基本的に10年前後で効果が切れてしまいます。そのため、築10年を目安に屋根塗装をおこなうのが良いでしょう。また、屋根の汚れが目立ったり、外壁にもヒビ割れなどの症状が出て来ているようであれば屋根塗装を考えても良い頃合いです。

屋根塗装の費用相場を抑えるコツ

屋根塗装の費用相場を抑えるためのポイントは下記の3つです。

  • ・ 自社施工の会社に依頼
  • ・ 外壁と屋根塗装を同時におこなう
  • ・ 助成金や火災保険を利用する

順にどういうことなのかについてご説明します。

自社施工の屋根塗装会社に依頼

屋根塗装をおこなっているのは、屋根塗装専門業者だけではありません。ハウスメーカーやゼネコン、大手リフォーム会社などもおこなっています。こういうところに依頼する場合、屋根塗装の費用は通常よりも3~5割くらい高くなると考えておいて良いでしょう。何故なら、これらの業者は下請け業者に依頼を委託するからです。屋根塗装の費用を安く済ませたいのなら、下請けに委託する業者ではなく自社で施工をおこなっている業者に頼むのが良いでしょう。見分け方としては、業者のホームページに職人の写真や紹介があるかどうか、「自社施工しています。」という表記があるかどうかなどをチェックすると良いでしょう。

外壁と屋根塗装を同時におこなう

外壁塗装をおこなう予定があるのであれば、屋根塗装と同時に依頼するのがおすすめです。どちらの塗装にも「足場」が必要になります。一緒にすれば、足場代を安く済ませることができます。外壁がヒビ割れているなど不具合が生じている場合は、屋根以外にも外壁の塗装もお願いするのが賢明です。足場代は屋根塗装の費用のうち大きな割合を占める費用です。そして、それは外壁塗装でも同じこと。そんな足場代をまとめられるのですから、外壁塗装も考えているのなら、同時におこなうのがベストなのです。

助成金や火災保険を屋根塗装に利用する

屋根塗装をおこなう時には「助成金」と「火災保険」について調べておく必要があるでしょう。何故なら、地方公共団体の住宅リフォーム支援制度や火災保険で屋根塗装がおこなえる場合があるからです。お住まいのエリアによって都道府県・市区町村が実施している地方公共団体の住宅リフォーム制度というのは異なります。屋根塗装が対象かどうか、しっかりとチェックしておいて下さい。また、屋根のヒビ割れや破損などで屋根塗装をおこなう場合、自然災害によって屋根に不具合が生じていると認められると火災保険で補償してもらえる可能性があります。加入している火災保険によって、補償内容は違うので、まずは保険証書で補償内容を確認しましょう。

ポイントをチェックして屋根塗装の費用をできるだけ抑えよう!

屋根塗装の費用相場や安く済ませる方法についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。見積もりを取るにしても、費用相場を知っておくと「ここが何だか気になる。」という項目に気づけます。どんな業者に頼むのが費用を抑えるポイントになるのか、助成金や火災保険が適用になるかもしれないということを知っておくのも大切ですよね。今回ご紹介したことを確認し、屋根塗装費用をなるべく抑えましょう。

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