外壁塗装の塗料を選ぶ時にチェックしたい項目

塗装業者にこちらにマッチした良い提案をしてもらうには、まずは希望をまとめておきましょう。希望をまとめておくことで、あなたの家にあった提案をしてもらうことができます。また、塗料の選択には、塗装業者の知識も要ります。見積もり書を上げる段階で塗料の選択に迷ったら、納得行くまで業者に相談して下さい。それに細かいところまで答えてくれるのが、良心的な業者なのです。

確認しておきたい項目

条件を塗装業者へ伝える場合、優先順位(予算か耐久性か塗料のバリエーションのある素材か)、目的(単に補修なのか外観のアップグレードを狙うのかイメチェンなのか等)を、業者にわかり易い様に、明確に伝えなければなりませんね。外壁塗装の見積もりを、まず依頼する以前に、以下の点を家族で決定しておきます。

塗装のカラー

具体的な色は?同じクリーム色でも明るいのか落ち着いたのか。色のトーンって、かなり異なります。業者に見本帳を見せてもらって決めますが、見本は小さいので、実際に塗装された後の印象と異なる可能性が高いので気をつけましょう。優しい業者さんなら、見本で確認する際に実際どうなるかイメージを教えてくれるはずです。

予算

耐久性や性能でも費用は異なります。ある程度の相場を知った上で、悪い業者に騙されないためにもご自身の予算を考えておくといいでしょう。

塗装の範囲

外壁・屋根だけの塗装工事なのか。意外と見落としがちなのが雨どい・雨戸まで塗装を考えないといけないか。業者によっては、外壁総塗替パックなど用意している業者があったり、全部込の場合もあります。

修繕箇所

他に気になっているところや壊れている箇所はあるか?また、業者が見て直したほうがいいと思った所はやってもらうのか?依頼前にしっかり確認してもらいましょう。

付加機能

防水・断熱・遮熱・光触媒機能等要求するのか?豪雪地帯や海辺、寒暖差が激しい内陸部等は、外気に耐久性のある素材にしておかないと、スグ劣化する恐れも。

迷ったらお勧めのシリコン塗料

たくさんの塗料や見本帳を見せられても、好みの候補は絞れたけれども、どの種類の具体的な塗料の選択は迷ってしまいます。そんな中にあって、根強い人気が続いている塗料があります。それは、シリコン系塗料になります。

価格と耐久性において、落とし所を付けた塗料となっていて、コストパフォーマンス点では、最もバランスの取れた選択となっています。そんなシリコン塗料。現地点で、外壁塗装工事においては最も多くの顧客に、選択されているのですが、その中でも更に選択肢があるのです。シリコン系塗料と、ひとくくりにしても、その中で更に種類があって、選択によって外観の仕上がりが違ってきます。

水性1液型

これは実はホームセンター等にある水性塗料と全く同じ塗料なのです。CMでもよくあるメーカーが主として扱っている塗料になり、素人でも扱い易く環境への負担も少ないです。しかし、シリコン系塗料が価格と耐久性において、落とし所を付けた塗料とは言え、耐久性・密着性は、後で述べる油性シリコン系塗料に比べて劣っています。

溶剤油性1液型

前述の水性塗料よりも耐久性があって、現在塗装業者ではメインになっている塗料になりす。ホームセンターでは油性塗料として扱われています。

溶剤油性2液型

水性塗料よりも耐久性は同じですが、塗る時に、硬化剤を混ぜないといけません。密着性・耐久性共に水溶1液型・油性1液型に比して、かなり優れている塗料になります。塗装の職人が使用する、第一級品になります。これを外壁のみならず、雨戸・雨樋等の付帯部分にまで、溶剤2液型を用いれば、極めて質の高い、見事な外観の仕上がりになるのです。

ただ、硬化剤を混ぜる手間がワンステップかかるゆえ、外壁のみ油性2液型を塗り、雨樋等の付帯部分へは油性1液型を塗る塗装業者も多い様です。こうした細かい段取りも顧客と業者の間で認識を共有した上で、、雨戸・雨樋等、細部に至るまで目良く話し合いを重ねましょう。

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